誰でも年令を重ねると身体は老化していきます。それは眼も同じです。老眼は眼の老化現象で避けて通るとこはできません。老眼になると近くのものが見えにくくなりますが、近視の人で視力矯正のためにコンタクトレンズを使用している場合はどう対処したら良いのでしょうか。
■遠近両用コンタクトのメリットとデメリット近視用のコンタクトを使っている人が老眼になったら、今まで使っていたコンタクトから遠近両用コンタクトに変えるという方法があります。遠近両用コンタクトなら装着するだけで遠くのものも近くのものも見えやすくなります。
メガネの掛け外しの煩わしさからも開放されます。ただし、遠距離も中距離も近距離もバランスよく見えるように作られたコンタクトなので、今までと比較すれば遠くのものが見えづらく感じるかもしれません。人によっては眼が疲れやすくなったり、違和感を感じることもあります。
また、明るさによって見やすさが異なるという問題があるため、夜間に車を運転するときはあまりおすすめできません。
もう1つの方法はコンタクトとメガネを併用する方法です。通常は近視用のコンタクトを使用しながら必要に応じてメガネを使用します。この方法なら遠近両用コンタクトを使用する時と比べて遠くでも近くでもはっきりと見ることができます。
ただし、見るものの距離によって頻繁にメガネの掛け外しをしなければならなかったり、近視用コンタクトの度数が強すぎると眼が疲れやすくなるデメリットもあります。パソコンの画面と手元の資料を常に見ながら仕事をしている人などにはストレスになるかもしれません。
コンタクトの度数を調整するという工夫が必要になります。近くのものを見る頻度が多い人はコンタクトの度数を若干落とすことで疲れ安さが軽減されます。
遠近両用コンタクトの使用、近視用コンタクトと老眼鏡の併用、どちらにもメリット・デメリットがあります。遠近両用コンタクトには1日タイプの使い捨てコンタクトがあるので、あまり費用をかけずに試すことができます。
老眼鏡も100円ショップで簡易なものが手に入ります。どちらの方法を選んだほうが良いのかは視力や仕事の環境によって異なります。遠くを見る機会が多い人、近くを見る機会が多い人など人それぞれです。老眼であることを他の人に知られたくないという人もいるでしょう。
しかし、老眼対策を誤れば眼精疲労の原因にもなりかねません。実際に試してみて自分にあった老眼対策を選ぶことが大切です。。